お知らせ
2006年に「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)が施行され、高齢者や身体障がい者のみならず、全ての障がい者を対象に公共交通機関に一定のバリアフリー化基準(移動等円滑化基準)に適合させなければならないことが示され、同法に基づき、車両等を新たに整備・導入等する際に義務として遵守すべき基準である移動等円滑化基準等が定められました。 さらに、この基準を基に「バリアフリー整備ガイドライン」で具体的な整備方針が示され、国内の鉄道はこのガイドラインに基づいて整備を行っております。 弊社も新型車両(SR1系)導入にあたっては、「移動等円滑化基準」の整備内容に準拠した設計を行い、全てのお客さまにとって、より利用しやすい車両を順次導入しております。
このページでは、2020年7月にデビューした新型車両「SR1系」のバリアフリー設備についてご紹介いたします。
〇車いすスペース
2両につき一箇所ずつ、車いすやベビーカーをご使用しているお客さまにもご利用いただける広いスペースを設置しております。また、緊急の際には乗務員と通話ができるSOSボタンを備えています。
〇ホームと車両の段差の縮小
新型車両(SR1系)では床面を低くしたことにより、従来車両(115系)と比較し、ホームとの段差がより小さくなりました。これによってスムーズな乗り降りが可能となりました。
〇優先席の設置
各車両にはからだの不自由な方、お年寄りの方、妊娠している方などが優先して座れるように優先席を設置しております。優先席の場所は「優先席」と書かれたステッカーが貼られているところです。(※混雑時、優先席付近では携帯電話の電源をお切りください。)
〇トイレ
新型車両(SR1系)では2両につき一箇所ずつ、車いすを使用されているお客さまでもご利用いただけるトイレが設置されております。 ドアは扉横のボタンを押すことで開閉できるようになっております。また、トイレ内にも緊急の際に乗務員と通話ができるSOSボタンを備えています。
〇ドアボタン
列車の乗降時には押しボタンで扉を開閉します。乗り降りの際には、扉の右側にございますボタンが点灯いたしましたら、ボタンを押して扉をお開けください。
〇つり革・手すり(ユニバーサルデザイン)
車内ではつり革や手すりを設置しております。走行中、車内が揺れることがございますのでつり革や手すりにおつかまりください。
〇扉開閉予告装置
扉の開け閉めのタイミングに合わせて、扉の上部分が赤く点灯しチャイム音を鳴らすことで、これから動作する扉の開閉が分かるようにしております。
〇案内表示装置
一部扉の上に案内表示装置を設置しており、次に停車する駅名などを表示いたします。